14世紀ごろ
左右にまったく同じ干し草。選ぶ理由が無いので、ロバは決められずに飢える。昼の店が決まらないのと同じ形です。
腹をすかせたロバの左右に、まったく同じ干し草を同じ距離で置く。どちらへ行く理由も無いので選べず、そのまま飢え死にする。
話の狙いは「理性だけで動くとどうなるか」への皮肉だった。理由が無ければ動けない、という考え方を突き詰めると、こうなる。
名前が付いているビュリダン本人が、この話を書いたわけではないらしい。批判のために作られた例え話が、名前だけ残った。
選ぶのが難しいのは、悪い選択肢が並んだときではない。 悪いほうは切ればいい。
本当に止まるのは、優劣が付かない選択肢が並んだときだ。しかもこの場合、どちらを選んでも結果はほとんど変わらない。 だから正しい対処は「よく考える」ではなく、「差が無いと認めて、さっさと決める」になる。
迷っている時間そのものが、いちばん大きな損失になっていることが多い。
3つある。基準を1つ足す(安いほう、近いほう、まだ試していないほう)。戻せるかどうかで見る(戻せるなら即決でいい)。外から決めてもらう(くじ、コイン、ルーレット)。
最後のやり方は逃げに見えるが、「どちらでも同じ」と分かっているときには最も合理的だ。しかも投げた瞬間に、たいてい「表が出てほしい」と思っている自分に気づく。そこが本当の答えだ。
配信サービスの一覧画面
候補を選ぶだけで40分使って、結局いつものを再生する。悪い候補が無いから決まらない、という典型。
「面白そうな順に3本まで」と決めておくだけで終わる。
2択で迷ったらコインを投げる
投げた瞬間の「こっちが出てほしい」で、自分の希望が分かる。決めるための道具というより、自分の本音を引き出す道具として使う。
同じ性能で同じ値段の家電
比較サイトを3時間見ても差が出ないなら、その差はあなたの生活では効かない。 3時間ぶんの時給のほうが、はっきり損。
持ち帰るとしたら
決められない、は「差が無い」の別の言い方。 それが分かると、迷いは「もっと調べる合図」ではなく「もう決めていい合図」になる。
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