認知バイアス・心理効果1949年 バートラム・フォアラー
誰にでも当てはまる文章を、「自分のことだ」と感じてしまう。このサイトの診断にも、当然この効果は乗っています。
心理学の授業で、学生に性格テストを受けさせ、後日「あなたの結果」を1人ずつ渡した。学生は自分の結果がどれだけ当たっているかを5点満点で採点した。平均は 4.3。ほぼ全員が「よく当たっている」と答えた。
実は、全員に同じ文章を渡していた。星占いの本から拾った文を並べたものだった。
「あなたは他人から好かれたいと思っているが、自分に批判的なところもある」「外向的で社交的なときもあれば、内向的で慎重なときもある」。誰が読んでも自分のことに見えるように書かれた文だ。
効きやすい文には型がある。両側を言う(外向的なときも、内向的なときも)。肯定的に書く(人は良いことは受け取り、悪いことは弾く)。「あなただけの結果」だと思わせる(同じ文でも、個人向けだと言われると採点が上がる)。
そして読む側は、当たっている行を拾い、外れている行を飛ばす(確証バイアス)。この2つが噛み合うと、どんな文も「当たっている」になる。
正直に書く。ドパガキ診断も恋愛診断も、この効果を使っている。 16タイプの文章は、その型に当たる人が「自分のことだ」と感じるように書いてあるし、どの型にも良いことが1つは入っている。
それでもやっている理由は、当たっている感じそのものが楽しいからだ。星占いと同じで、それで自分の一週間を見直したり、友達と「お前これだろ」と笑えたりする。医学でも科学でもないと最初に断っているのは、そのためでもある。
楽しむのと、信じ込むのは別。 結果を読んで「そうかも」と思うのは良い使い方で、「だから私はこういう人間だ」と決めるのは使いすぎ。
星占い
12種類の文章のうち、自分の星座以外の文を読んでも、たいてい同じくらい当たる。 試しに隣の星座の運勢を読んでみると分かる。当たっているのは文の書き方で、星ではない。
「◯◯な人の特徴7つ」
ネットの記事の定番。7つのうち4つ当たれば「自分だ」と感じるが、7つとも大半の人に当たるように書かれている。当たった数ではなく、外れた数を数えると冷静になれる。
このサイトのドパガキ診断
結果ページの「心当たり」を読んで、当たっていない行を3つ探してみてほしい。 見つかれば正常。見つからなければ、それは文章が上手いだけかもしれない。どちらでも、遊びとしては成立する。
持ち帰るとしたら
「当たってる!」と感じたら、それは文章が上手いか、あなたが人間であるかの、どちらかの証拠。 たいていは両方。
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